アミノ酸シャンプーは本当に髪や頭皮に優しい?

1つの配合成分だけで商品の評価をしてはいけない

アミノ酸シャンプーという言葉を一度は聞いたことがある人は多いかと思いますが、一体どういうものなのでしょうか。

シャンプーに必ず配合されている界面活性剤(洗浄剤)の一つで、刺激がなく洗浄力もマイルド。

髪も傷めることなく頭皮にとてもやさしい成分ですが、アミノ酸配合シャンプーだからといって安心してはいけません。

通常、シャンプーには複数の界面活性剤(洗浄成分)が含まれているため、シャンプーの刺激や洗浄力はすべての洗浄成分の配合比率や合計量によって大きく変わってきます。

また洗浄成分がアミノ酸だけであっても配合量が多くなれば、いくらアミノ酸シャンプーでも洗浄力は高くなります。

一概に「アミノ酸シャンプー=やさしい」とは言い切れないのです。

また髪の洗い上がりとシャンプーの洗浄力は比例しないので〝潤う、しっとりする〟からといって、やさしいシャンプーとは限りません。

まずはシャンプーの洗浄力を把握して、本当に髪や頭皮にやさしい商品なのか見極めることが必要です。

 

シャンプーの優しさは、泡で見分ける!

ではシャンプーを選ぶ際に、何を基準に判断すればいいのでしょうか?

その答えは「泡の量」です。見分け方のポイントは髪の汚れの状態でシャンプーの泡立ちが変わるかどうか。

ヘアオイルなど油分を多く含んだヘア剤を使用しているのに、いつものように泡が立つシャンプーは要注意。

いくら肌に優しい成分が配合されていても洗浄力が強いといえます。

また汗を沢山かいた時や、風邪などで数日シャンプーが出来なくて、髪や頭皮が汚れているときも同じです。

いつもより汚れているのにしっかり洗えるという事は、汚れていないときは必要以上の洗浄力で洗っているという事になります。

10代、20代の頃は頭皮も若く元気なため、市販で売っているような、洗浄力の強いシャンプーを使用していても問題はありませんでしたが、30を過ぎたCA101世代は、皮脂を必要以上に奪いすぎてトラブルを起こしやすいため向いていません。

アミノ酸成分配合や◯◯配合という事を鵜呑みにせずに、自分の今の頭皮状態に合わせて、シャンプーを選ぶことが必要です。

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