美しい肌と髪を育むための「食材」と効果的な「摂り方」(上)

食事の摂り方で、肌や髪の美しさは変わります。

私たちのカラダは食事から栄養を摂り、筋肉や皮膚などの細胞をつくっています。

美容のためにいくら外側からケアをしても、食事からきちんと栄養を補給していなくては美しい肌や髪を手に入れることはできません。

たんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルの五大栄養素をバランスよく摂ることが健康と美容の基本ですが、特に肌や髪にいいとされる成分が入った食事を意識して摂ることが美しさを保つためには効果的です。

ただし、摂り方によって効果が減ることもあるので、この機会に食習慣を見直してみるといいでしょう。

最新の研究が進むとともに、従来は食事から摂ってもその効果が科学的にはわからなかった美容成分が、食事から摂取した場合でも肌や髪に効果的であることが実証されています。

例えば、お肌にいいとされる成分コラーゲン。コラーゲン鍋を食べた次の日にお肌がぷるぷるになったと感じたことはありませんか?

少し前までは科学的根拠は認められていなかったのですが、現在ではその効果が科学的に認められ、実際にコラーゲン鍋が肌にいいことが証明されました。

ヒアルロン酸やイソフラボンなども同様です。

もし、肌にハリがないと感じたらコラーゲンを、たるみが気になるときはイソフラボンを摂るなど、自分の肌や髪の悩みに合わせて足りない成分を選んで、積極的に食事から摂ると悩みの解消につながるかもしれません。

 

美容成分入りの食材や機能性食品を活用してキレイなる!

肌や髪にいいとされる成分を食事で摂っても効果があるとわかったことで、アサイーやココナッツオイル、甘酒などに含まれる成分の効果がブームになったり、食品に成分表示が可能になり、美容成分入りの食品やドリンクを頻繁に目にするようになったりしました。

中でも、肌の水分を蓄えるのに重要な働きをするセラミドは、従来は食材から摂っても肌自体のセラミドは増えないと言われてきましたが、近年の研究結果では食材から摂った場合も肌の角質内のセラミドが増えるという結果が実証されています。

セラミドは日本人の主食である米に多く含まれており、「米どころには美人が多い」と昔から言われるのも、それが一因かもしれません。

セラミドは米以外にも、私たちがふだんよく食べている小麦や大豆にも含まれているので、肌の乾燥を感じたときには毎日の食事で積極的に取り入れるといいでしょう。

その他にも機能性食品として表示されている成分の中には、保湿や美白など肌や髪にとって効果的な成分もあるので、スキンケアやヘアケアを頑張っているのになかなか改善されないという人は、自分の悩みに合わせて必要な成分を積極的に摂取してみてはいかがでしょうか。

        

美しい肌と髪を育むための「食材」と効果的な「摂り方」(下)へ続く

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