オイルシャンプーにノンシリコンシャンプー……。ひと昔前に比べてシャンプーの種類はずいぶん豊富になり、自分に合ったアイテムを探しやすくなりました。
ただし、いくら高品質なシャンプーを使っていても、洗い方が間違っていれば効果は半減。
とはいえ、バスルームは一人の世界ですので、なんとなくの“自己流シャンプー”ですませてしまっている方も多いのではないでしょうか。
そこでここでは、あらためて、正しいシャンプーのやり方をご紹介しましょう。
①シャンプー前にブラッシングを
シャンプーをしやすくするために、まずはブラッシングで髪のからまりをとります。
力を入れ過ぎず、やさしくマッサージするようなイメージで。毛穴に詰まった皮脂や角質を浮かす効果もあります。
②ぬるま湯で1~2分の予洗い
意外とおろそかにしがちなのが、シャンプー前の予洗い。38℃程度のぬるま湯で、1~2分かけてていねいに行います。
閉じた毛穴を開かせ、シャンプー剤を浸透させやすくする下準備と思ってください。
③シャンプー・なで洗い
シャンプー剤をぬるま湯で薄めて頭皮につけたら、まずは、指の腹をつかってやさしく撫でるように洗います。
このときの力加減は、テーブルに置いた紙の上で指を動かしても紙が動かないくらいの強さです。
④シャンプー・揉み出し洗い
次に、頭皮をつかんで揉みほぐすように洗います。
指の腹で頭皮をギュッと寄せるように動かして、血行アップ&汚れを絞り出すようなイメージで。指と頭皮は絶対に擦らないようにしてください。
⑤念入りにすすぎ
最後に、時間をかけてすすぎます。実はほとんどの方が、すすぎが不十分。
シャンプー剤のすすぎ残しがあると、頭皮の乾燥やかゆみの原因になりますので、髪のぬめりがなくなってからも念入りにお湯で流しましょう。
ここであらためて頭に入れておきたいのが、シャンプー本来の目的です。
「シャンプー」という言葉は、もともとサンスクリット語の「champ(マッサージ)」からきており、頭皮をケアする、洗浄するという意味が込められています。
「シャンプー=洗髪」という発想は、ズバリ間違い。
シャンプーの目的は頭皮の汚れを落とすことにあり、そのためには、使うアイテムとその使い方がとても大切なのです。
毎日の習慣だからこそ、正しい手順で行いたいシャンプー。
シャンプーで頭皮へのアプローチがしっかりとできていれば、髪印象もガラリと変わりますよ。