「ドライヤーの熱は髪を傷めるから、自然乾燥がいちばん」
そんな言葉を、今でもよく耳にします。
すでにご存じの方も多いと思いますが、この“ドライヤー悪玉説”は、かなり昔のもの。
ドライヤーの性能がかなり上がった今となっては、むしろ、抜け毛やダメージを促進させる自然乾燥こそ悪習慣といえるでしょう。
一方で、「昔から使い慣れたドライヤーをずっと使っている」という方は、最新のものに買い替えてみてはいかがでしょうか?
近ごろのドライヤーは、低温モードで頭皮の潤いケアができたり、キューティクルの密着性を高めたりする機能がついていたりして、各段に性能がアップしています。
もちろん、仕上がりの差も一目瞭然。正しく使えば、加齢とともに発生しやすい髪のうねり、パサつきなどを防ぐ効果を発揮しますので、こうしたヘアトラブルにお悩みの方は、ぜひお試しを。
また、ドライヤーを選ぶ際は、風量の大きいものを選ぶのもポイント。
強い風力でスピーディーに乾かすことで、髪や頭皮への負担を軽減できるだけでなく、時短と電気代の節約にもつながります。
それでは、ここで、ドライヤーの正しい使い方をご紹介しましょう。
ドライヤーを正しくかければ、髪のツヤをアップさせたり、朝のスタイリング時間を大幅に短縮できたりと、メリットがたくさんあります。
タオルドライ
ドライヤーをかける前に、タオルで髪と頭皮の水分を取り除きます。髪を擦らず、タオルに押し当てるようにしましょう。タオルでしっかりと水分を取り除くことで、ドライヤーの時間を短縮でき、髪への負担を減らします。
髪をかき分けて、頭皮から乾かす
髪をかき分けて、頭皮に直接風を当てて乾かします。このとき、髪を揺らすのではなくドライヤーを揺らすことで、髪への摩擦を抑えます。一カ所に長時間風を当てないようにご注意を。
ドライヤーは20㎝離して
ドライヤーは髪から20㎝離し、キューティクルの方向に沿って、髪の根元から毛先に向けて風を当てます。
上から下に風を当てることで、キューティクルが整いツヤがアップします。髪が8割方乾いたら、冷風で髪を冷やし、キューティクルを引き締めます。
ブラッシングで仕上げ
仕上げに、根元から毛先に向かってブラッシングをします。軽く手グシで整えたあと、目の細かい天然毛ブラシでとかすと、ツヤが出てまとまります。
家事に育児にお仕事に……と、忙しい毎日を送る方も、髪を洗った後の自然乾燥、ましてや濡れたままベッドに入るのは厳禁。
ほんのひと手間で、ブロー後の仕上がりが見違えますので、ぜひ、正しいドライヤーのかけ方をマスターしてください。