“生まれ変わりサイクル”が美肌を作るポイント
私たちの肌では毎日新しい細胞が生まれ、古いものは肌表面から剥がれ落ちています。
正常な肌であれば、この生まれ変わり(=ターンオーバー)のサイクルはおよそ28日。
ところが、このサイクルは年齢を重ねるにしずつゆっくりになっていきます。
ターンオーバーが30歳前後から少しずつ乱れ始め、40日、50日くらいになってしまっているというケースも。
そうなると表面に角質が溜まるので、肌がごわついたり、くすんできたり。肌表面が硬いために表情ジワが刻まれてしまうとケースも少なくありません。
美肌の鍵は、正常なターンオーバーが握っているといっても過言ではありません
急がば回れ。地道なケアが大切!
では、このターンオーバーのリズムを整えるには、どうしたらよいのでしょうか?
最近の研究によると、肌は「表面の不要な角質を取り去ることで、新しいものが生まれる」ということがわかっています。
美容皮膚科ではピーリングで不要な角質を取り除きますが、そんな特別な施術がなくても大丈夫。
実は、毎日の洗顔をきちんと行うことで、表面の不要な角質は剥がれ落ちていきます。
洗顔で古い角質を取り除いたら、その後は化粧水や乳液でしっかり保湿を。適度な水分と油分を補うことで肌が美しく保たれます。
余分な角質がなければ美容成分の浸透もアップしますから、一石二鳥です。
こういったベーシックなケアで瞬時に肌が生まれ変わるわけではありませんが、1ヶ月も続ければ肌の調子がてきめんによくなるはず。
肌生理に合ったケアをきちんと続けること、それが美肌のコツなのです。
美肌をつくる3条件とは?
①汚れを落としてまっさらに。新しい細胞の誕生も促進
メイク汚れや皮脂、汗、それに最近では大気汚染物質も付着している肌。
放置しておけばそれらが酸化し、肌のエイジングは進む一方です。
正しい洗顔でそれらを落とすと同時に、不要な角質の剥離も促します。
②湯上がりたまご肌の秘訣はたっぷりの潤いにあり!
肌表面の角質細胞は、いわばレンガのような状態で重なっています。
ここに水分を補うと、角質細胞は文字通りプーッと膨らみ、肌はふっくら。
透明感や明るさがアップすると同時に、潤いのバリアを形成します。
③補った潤いを逃がさず、外的刺激からもガード
化粧水で潤いを補っても、そのままでは肌表面からどんどん逃げてしまいます。
潤いを肌に留める“フタ”の役割を果たすのが、油分です。
油分を補うことで潤いを閉じ込め、外的ストレスからも肌を守ります。