コンディショナー&トリートメントの違い
毎年、沢山の新商品が発売されるコンディショナーやトリートメント。
お風呂の中で使うインバスから最近ではお風呂の外で使うアウトバスと機能や使い方がいろいろあってどれを使ったらいいか迷ってしまいます。
そこで今回はトリートメントやコンディショナーの違いと効果的な使い方をご紹介します。
まずコンディショナーとトリートメントのどちらを商品名に付けるかは法律で決められたルールや定義はなくメーカーの判断で自由に決める事が出来ます。
一見トリートメントのほうがダメージ修復力は高そうなイメージですが、修復力や配合成分の規定はないのでA社のコンディショナーはB社のトリートメントよりダメージ修復力が高いという事もあります。
同じメーカーの同じブランドであれば多くの場合、トリートメントのほうがより修復力が高く設定されていますが、一概にコンディショナーよりトリートメントのほうが修復力が高いとは言えないのです。
ですからコンディショナーやトリートメントといった名前で商品の機能を判断するのではなく、髪のダメージ状態やコンディションに合わせて商品特徴や実際に使った時の感触を確かめてアイテムを選ぶ必要があります。
アウトバスとインバスの違いと効果的な使い方
次にアウトバスとインバスの違いですが、この2つ違いはお風呂の中で使うか外で使うかで、こちらも修復力や効果の違いによる定義やルールはなく、洗い流す必要があるかないかが1番大きな違いになってきます。
但しこちらの2つには使用感や髪への作用で得意不得意が出てきます。
まず洗い流す必要のあるインバスは、使用するタイミングがシャンプー後に髪が濡れている時に使う事が1番の特徴。
髪が濡れている状態はバリヤ機能であるキューティクルが開いている為、より成分を髪内部へ浸透させやすいと言えます。
また肌に長時間残った場合、多少刺激のある成分であってもアウトバスに比べ配合量を高くすることができます。
もちろんダメージ修復力の高い物がすべて刺激があるというわけではありませんが、商品の設計上は配合できる成分や量の選択枠は広くなります。
次にアウトバスですがこちらは洗い流さない分多くの成分が髪の表面に残る為、インバスよりも髪のコーティング力を高くすることが出来ます。
コーティング力が高いという事は髪のしっとり感やサラサラ感などを高めた仕上がりにする事が出来ますが、逆にボリュームがダウンする可能性も高まります。
良く「インバスとアウトバスどちらがお勧めですか?」というご質問を頂きます。
メーカーやアイテムの機能は様々なので一概に「どちらがよい」という事は言えませんがお勧めの使い方として基本はインバスを使い、ダメージやパサツキが気になる方はアウトバスをプラスαしていく方法。
髪は死んだ細胞で自己修復力を持ちませんから、ダメージ状態に合わせて髪の保護&補修ケアを重ねていくことが大切です。