たるみの原因を知ることがハリのある肌への一歩。
何気なく撮った写真を見て、ゆるんだフェイスラインや目の下のたるみにショックを受けたことはありませんか?
とくにCA101世代は、加齢によるコラーゲンやヒアルロン酸量の減少や代謝機能の低下により、肌のハリや潤いをキープするのが難しい世代。
たるみが気になって、慌ててスキンケアに取り組むようになったという人や、高価な化粧品を使っているのに、たるみは悪化するばかりで肌に自信喪失…なんていう人もいるのでは?
肌がたるむ原因はいくつかありますが、「肌の代謝の低下」が大きな引き金になっていることをご存じですか。
肌の代謝は、正しい生活習慣やスキンケアで高めていくことができるので、加齢のせいと諦める前に代謝を上げるケアに取り組んでみましょう。
たるんだ肌とサヨナラしたいなら代謝を上げることから!
肌の代謝とは、肌の細胞が新しく生まれ変わることで「ターンオーバー」とも呼ばれています。
肌は約28日というサイクルで新しい細胞に生まれ変わっていますが、そのサイクルが乱れると肌トラブルの元になってしまいます。
20代では約28日のサイクルですが、40代ではその2倍近くも長くなります。
ターンオーバーのサイクルは、遅すぎると肌の新しい細胞が生まれ変わるのを邪魔します。すると、肌がしなやかさを失い、潤いをキープできずに、たるみやくすみが生じることに。
健やかで美しい肌をキープするには、まずは乱れたターンオーバーを正常に戻すことが何よりも美肌への近道です。
与えるだけのケアは、もう卒業。取り除くケアの「洗顔」に着目!
肌のターンオーバーを正常に戻すためには、古くなった角質を取り除くケアが効果的です。
一般的にスキンケアでは、乾燥やくすみが気になるときに保湿や栄養補給などの「与えるケア」に時間や費用もかけがちです。
実は、与えるケアだけでは肌にとっては不十分。「取り除くケア=洗顔」で古い角質を落とすことが最大のポイントなのです。
洗顔で角質を取り除くことで、ターンオーバーが正常なサイクルに整うと、肌が潤いを蓄えやすくなり乾燥から肌を守り、ハリや透明感が甦ります。
また洗顔後の化粧水やクリームなどによる栄養成分が肌に浸透しやすくなるという大きなメリットも。
もし、たるみやくすみ、ゴワつきが気になるようなら、あなたの肌には古い角質が溜まっている証拠。
自分は正しく洗顔をしていると思っている方も、この機会に見直してみましょう。ただし、角質は肌にとっては必要なもの。
肌を外部の刺激から守るバリア機能を果たす働きもしているので、強い洗顔料などで落とし過ぎるのはNGです。
月に1度といったスペシャルケアのピーリングは、肌に負担もかかりますし、肌のターンオーバーが遅くなっている場合は定期的なケアだけでは効果はあまり期待できません。
40代以降は、毎日の洗顔で古い角質を長期的に落としていくことで、サイクルが徐々に正常に戻ってきくるのでコツコツと続けることが大切です。
洗顔料で特におすすめなのは、毎日の洗顔で少しずつ角質を落とす低刺激なタイプ。
通常の洗浄成分に加え角質除去成分の酵素や、フルーツ酸などの入った物は、肌に負担をかけずに古い角質を落としてくれます。
特に酵素にはタンパク質を分解する働きがあります。角質はケラチンというタンパク質を主成分とした細胞でできているため、この酵素が角質に作用して分解することができるのです。
肌に負担がかからない洗顔料を使った毎日の洗顔、これこそがハリと弾力のある肌を取り戻す秘訣です。