雨の日に髪がうねる、広がる…。防ぐ方法ってあるの?
せっかくセットしたヘアスタイルも外に出たらすぐに髪がうねって広がってしまう、昼過ぎにはボサボサで髪がまとまらない…など、多くの女性を憂鬱にさせる梅雨の季節がやってきました。
髪のうねりや広がりは、ドライヤーの使い方をちょっと変えるだけで防げることをご存じですか。
その秘訣は、最後の“仕上げ”にあります。
乾かした後にひと手間をかけるだけで朝のスタイリングが1日中キープできるので、梅雨に備えてドライヤーの正しい使い方をマスターしましょう。
では、なぜ雨の日に髪がうねるのでしょうか。
その原因は、髪がダメージを受けることで髪の表面が剥がれてしまうことにあります。
特に湿度の高い雨の日は、剥がれた部分に水分が入り込んで膨らむため、下のイラストのようにうねりが発生するのです。
ダメージによって髪の表面が剥がれた部分は、水分が入り込みやすい状態になっています。
均一ではなく不規則に剥がれるため、水分を含んで膨脹すると髪のうねりが発生します。
さらに、年齢を重ねることでしだいに元気な髪をつくる力が弱まり、ダメージに弱い髪が生えてきます。
そのため、ちょっとしたことでも髪の表面が剥がれやすい状態に。
毎日のヘアケアでダメージを修復して、ドライヤーで水分を吸収しにくい髪に仕上げることでうねり&広がりは改善されるので、さっそく今日から実践して天候に左右されないヘアを手に入れましょう。
髪のダメージ補修が、うねりを防ぐ1stステップ!
髪のうねりは、髪がダメージを受けた部分に水分が入り込んでしまうために起こります。
髪の表面にはウロコ状に重なってできている「キューティクル」という組織があり、ダメージを受けると剥がれて、ウロコを閉じることができなくなってしまいます。
すると、その部分に水分が侵入して膨らむのでうねりや広がりが発生します。
髪が健康であればキューティクルが密に整い、ウロコが閉じた状態を維持できます。
つまり、うねりを防ぐにはダメージをなるべく受けないことが大切なのです。
髪がダメージを受ける主な要因は次の5つ。
1.髪が濡れているとき
2.熱を加えたとき
3.紫外線を浴びたとき
4.摩擦を与えたとき
5.静電気が発生したとき
この他にも白髪染めやパーマによってもダメージを受けやすくなるので、これらの要因を避けることが髪を健康に保つ近道といえます。
たとえダメージを受けてしまっても、トリートメントできちんと修復したり、ドライヤーのかけ方を工夫するだけで、キューティクルが整って、髪のうねりや広がりは改善できます。
まずは、傷んだ髪の修復をすることが先決!
傷んだ髪は、その日のうちにトリートメントで修復を。
毎日のケアで大切なのは、ドライヤーをかける前にトリートメントやコンディショナーで髪のダメージを修復すること。
ふだんからお手入れを続けることで、しだいにダメージが修復されてキューティクルのバリア機能が高まり、髪がダメージを受けにくくなっていきます。
たとえパーマや白髪染めなどをしていなくても、CA101世代は年齢とともにダメージに弱い髪が生えてくるため、トリートメントはこまめに行うことが重要です。
トリートメント剤は、植物エキス配合など髪に負担をかけないタイプを選ぶようにしましょう。