“潤い肌”の秘訣は、水分と油分の正しいケア。
肌の乾燥対策で大切なのは、肌に必要な水分と油分の保湿成分をバランスよく補給することです。
水分と油分は混じり合わないので、取り入れたい成分が水溶性であれば水溶性の化粧品で補給しないと効果が発揮できません。
例えば保湿に欠かせないヒアルロン酸は水溶性なので、補給するなら油溶性のオイルなどではなく、水溶性の化粧水で浸透させる方が効果的というわけです。
自分の肌に取り入れたい成分と使う化粧品が「水溶性」なのか「油溶性」なのかをきちんと理解して正しくケアしましょう。
水溶性のケアで肌の潤いを高めたら、その後に油溶性の成分でフタをする。このステップが肌の保水力を高める基本です。
また、最近では水溶性と油溶性を1つのケアで行うオールインワンアイテムなどが多くありますが、肌の状態に合わせて水分と油分の量をコントロールすることができないため、加齢により乾燥が進むCA101世代には不向きな場合も。
自分の肌状態を見極めて水分と油分を調整して補うことが、冬の乾燥から肌を守るポイントです。
美肌力を高める正しい保湿ケア方法。
油溶性のアイテムを選ぶ際、年齢を重ねた大人の肌にはさっぱりタイプの乳液よりもクリームがおすすめ。
肌の奥に働きかけるプラセンタやセラミドといったエイジング成分が配合され、しっかり角質層まで浸透するタイプを選びましょう。
ただ何となく塗っていては効果が半減するので、きちんと肌の奥に成分を届けるように塗りこむことが大切です。
この時期の正しいケアこそが、老化を加速させないカギとなるので手を抜かずにお手入れしましょう。
化粧水をしっかり肌に浸透させたら、クリームを指先にパール大粒1コ分を取り、両ほお、額、鼻、あごの5カ所におきます。
顔の中心から外側に受かって、顔全体にやさしく丁寧になじませます。
首筋にも丁寧になじませてください。
乾燥やシワ、たるみが気になる部分にはもう一度念入りに塗りこみます。