髪と頭皮に本当に必要なブラシとは?
ブラッシングはスタイリングを整えたり、毛先のもつれを解消したりするだけではなく、シャンプー効果やマッサージ効果など、髪と頭皮にとってうれしい効果がたくさんあります。
ケアの効果を最大限に引き出すには、髪と頭皮それぞれの目的に合ったブラシを選んで正しくブラッシングすることが大切。
ブラシ選びでケアの効果はだんぜん変わるので、まずは今使っているブラシを見直してみましょう。
【髪のケア用ブラシによる効果】
まず髪のケア用ブラシでブラッシングするとトリートメント効果を得ることができます。
髪のツヤは頭皮の皮脂が髪全体をコーティングすることで保たれていますが、ブラッシングすることで頭皮の皮脂を髪全体にいきわたりツヤが出てくるのです。
また髪のツヤを左右するキューティクルは、魚のウロコ状に根元から毛先に向けて重なり合っているのでブラッシングによりキューティクルを整えることで、強く艶やかな髪になるのです。
髪のケア用ブラシのもう一つの効果はシャンプー効果。
髪に付いた汚れを除去し、シャンプー時の負担を軽減してくれます。
髪にはホコリやフケをはじめ、目に見えない汚れがたくさん付着していますが、シャンプー前のブラッシングで髪のホコリや汚れを取り除くことで、洗髪時に効果的に汚れを落とすことができるのです。
シャンプー時間の短縮やシャンプー剤の量を減らすことにもつながるため髪への負担も軽減できます。
【頭皮のケア用ブラシによる効果】
頭皮のケア用ブラシによるブラッシングはマッサージ効果で頭皮の血行を促して、エイジングトラブルを防ぐことが見込めます。
頭皮の血流は髪の成長に大きく影響しているので血のめぐりを促進して、薄毛・抜け毛を予防をすることができるのです。
ブラッシングは頭皮を適度に刺激するため、頭皮マッサージをしたように血行を促進。
頭皮の血行がアップすると髪の先までしっかり栄養がいきわたるため、薄毛や抜け毛の予防・改善につながります。
ただし、頭皮を強くこするのは地肌を傷めるのでやめましょう。
もう一つの効果がシャンプー効果。毛穴の汚れを取り除き、洗浄効果がアップします。
ブラッシングには頭皮の角質を浮かせ、毛穴に詰まった汚れをかき出す効果があるので、シャンプー前に行うことでシャンプーだけでは落としきれない毛穴の汚れや余分な皮脂を落としやすくします。
泡立ちもよくなるので洗髪時間の短縮やシャンプー剤の軽減にもつながり、頭皮へのダメージも減ります。
美髪効果を上げるブラシ選びは、髪と頭皮で2本の使い分けがベスト!
ブラッシングによる髪と頭皮への効果はそれぞれ違うので、目的に合わせてブラシを使い分けるようにしましょう。
髪と頭皮いずれも、素材は静電気が起こりやすいプラスチック製は避け、豚毛や猪毛などの天然素材かナイロン素材がおすすめです。
弾力性のない金属製も頭皮や髪が傷つきやすいのでおすすめできません。
【髪のケア用ブラシ】密に毛が植え込まれた毛が絡まりにくいタイプを。
1つの毛穴に複数本の毛を植えてあるものを選びましょう。
複数の毛で髪の毛を挟みこんでとかすことで髪のツヤが出ます。
日本古来よりある柘植(ツゲ)の櫛もおすすめ。
柘植本来の性質と浸み込ませてある椿油の相乗効果で、とかすたびにツヤがアップします。
【頭皮のケア用ブラシ】頭皮を傷つけにくいやわらかめの素材を。
髪のケア用ブラシは1つの毛穴に1本の毛が植えられていて、髪に絡みつかないものを。
毛先が丸まっているものや程よいやわらかさのブラシがいいでしょう。
毛先が尖っているものは頭皮を傷つけてしまうので、目安は手や頭皮をブラッシングしてみて気持ちいいと感じる硬さのものがおすすめです。
ブラッシングはブラシの選び方や使い方で効果が大きく変わるのでぜひ、今日からケアに取り入れてみてください!