髪は死んだ細胞の集まり。生きた細胞の頭皮とは違うケアが必要です。
人の体には生きた細胞と死んだ細胞があります。
死んだ細胞なんてあるの?と思うかもしれませんが、爪や髪は死んだ細胞です。爪や髪を切っても痛くないのがその証拠。
生きた細胞と死んだ細胞の一番の違いは「自己修復機能」があるかないかです。
生きた細胞である肌を刃物で切ってもバンドエイドを貼っておくと時間とともに治りますが、それは自己修復機能のおかげ。
死んだ細胞である髪は、自己修復機能がないので生きた細胞である頭皮とはケア方法が根本的に異なります。
髪と頭皮の両方に使えるアイテムもありますが、髪と頭皮では必要な成分や浸透方法が異なるので使うアイテムを分ける必要があります。
特にCA101世代は、髪にはトリートメント、頭皮には頭皮専用のエッセンスでしっかり水分と栄養補給をすることがボリュームのある美髪を育むためには必要です。
自己修復機能がない髪は、ダメージを受けたあとですぐに修復しないでいると、どんどん傷みが進行していく一方なので日頃からダメージ修復のためのケアが必須です。
CA101世代の髪には、コンディショナーだけでは保湿力が足りません。
髪のダメージ修復にはトリートメントによるケアが効果的です。
加齢によって健康な髪を育む機能が低下しているCA101世代は、髪が弱い状態で生えてきているのでコンディショナーだけではケアとしては不十分。
パーマやカラーをした日でなくても、毎日のトリートメントでダメージの修復を行うことが必須です。
ところで、コンディショナーとトリートメントの違いをご存知ですか?薬事法で明確に分かれてはいませんが、コンディショナーは髪の表面を修復するもの、トリートメントは髪内部の修復を目的としたもの。
基本的にコンディショナーよりトリートメントの方が髪のダメージ修復力が高いとされています。
パーマやカラーをした後に使うものと思われるのもこのためです。
死んだ細胞である髪は自己修復ができないので、ダメージを受けた後のアフターケアも大切ですが、ダメージを受けないことが何よりも大切。
症状が表れていなくてもトリートメントで予防ケアをすることで髪が健やかに保たれるので毎日続けてみてください。
髪の内部から潤いを与え、弱った髪を補修。