シミだけじゃない! 老化をまねく、 紫外線リスクとは
いよいよ本格的な夏を迎える7月は、気温も上昇し、紫外線量も一年で最も強くなります。
この時期の紫外線対策こそが、今後の老化を左右する大切なターニングポイントに。
紫外線ケアはオールシーズン行うことが今や常識となっていますが、毎日行っているからこそつい見落としがちになることも…。
下のグラフを見ると、紫外線量は 30 年ほど前と比べて徐々に強くなっていることがわかります。
それに加え、CA101世代は加齢によって肌の乾燥が進んでいるので、若い頃よりも紫外線のダメージを受けやすい状態です。
こうした中、UV対策への意識は高まってはいますが、年々上昇している紫外線量からみても、昔から同じケアでは不十分です。
年齢はもちろん、状況に合ったケアを行うことが、これか らのUV対策には必要なこと。
紫外線によるトラブル=〝肌のシミ〞というイメージもあり、深刻さに欠ける人もいるようですが、紫外線は、シミ、乾燥以外にもシワやたるみなど、老化トラブルの引き金にもなるのです。
そして見落としがちな髪や頭皮への影響も忘れてはなりません。
紫外線は、白髪や抜け毛、薄毛、ハリやコシの低下など、髪の老化スピードを上げるのです。
このように、紫外線は肌だけに限らず、髪にとっても致命的。
本格的な暑さが始まる前に、万全な紫外線ケアを行うことこそがアンチエイジングの第一歩といえます。
まずは、正しいケア方法で肌や髪、頭皮をガードして、紫外線から肌や髪を守りましょう。
紫外線ダメージは、ケアで乗り切れる!
最も効果的な紫外線対策は 「紫外線を浴びないこと」これに尽きます。
外出する際は、日傘や帽子、UVケアアイテムなどでしっかりガードして、紫外線を直接浴びないようにしましょう。
ただ紫外線は晴れた日だけではなく、室内や曇りの日でも、一年中降り注いでいるので完全にシャットアウトすることはできないのです。
では、どうのように紫外線から肌や髪を守れば良いのでしょうか。
大切なのは、紫外線のダメージを最小限に抑えるための「アフターケア」です。
浴びてしまった紫外線をその日のうちにケアして、できる限りなかったことにするのが老化から肌や髪を守るための重要なポイントとなります。
日々のケアを見直すだけでも効果は劇的に変わるので、今日から正しいケアを行って紫外線による老化をストップさせましょう。
日焼け止めなど、紫外線対策を行っていても浴びてしまうのが紫外線です。
浴びた後のケアは、意外と忘れがちに。
アフターケアは、ダメージの度合いに合わせて行う必要が あります。
保湿力の高いヒアルロン酸や、美白効果のあるビタミンC配合のスキンケアアイテムを取り入れ、肌に美容 成分をたっぷりと浸透させると効果的です。
髪が紫外線を浴びると、パサつきやゴワつき、変色などの 要因に。
すでに死んだ細胞である髪は、自らダメージを修復することができないので、肌以上にこまめなケアでダメージを最小限に抑えることが大切。
UV効果のあるアウトバストリートメントやヘアオイルで紫外線を防ぐ、修復力の高いトリートメントでその日のうちにダメージを修復することが髪の老化を防ぐポイントです。
頭皮は顔と一枚でつながった同じ皮膚なので、紫外線を浴びると肌と同様に、薄毛や抜け 毛、白髪などの老化の原因となります。
しかも、頭皮が紫外線の影響を受けるのは顔の6倍。
外出前は、UVスプレーなどで頭皮の紫外線を防ぐ、分け目をときどき変えるなどしましょう。
日頃からスカルプエッセンスで頭皮マッサージを習慣化させ、紫外線を多く浴びた日には、念入りにケアを行うのがおすすめです。