髪が、細くなり、ボリュームがなくなる原因とは
頭頂部がペタンコ」、「根元が立ち上がらずスタイリングが決まらない」など、40歳を過ぎると誰もが髪のボリュームに少なからず悩むはず。
ですが、頭皮にしっかり栄養が届けば、弾力のある美しい髪を取り戻すことは十分に可能です。
CA101世代に最初に現れる髪の老化は、白髪や抜け毛ではなくボリュームの低下。
血行不良によって髪に栄養がいきわたらないと、やせて細くなった髪が生えてきます。
すると髪全体がボリューム不足になり、細い髪はハリやコシも保てず、さらにボリュームダウンする結果に。
髪は死んだ細胞ですから、細い状態で生えてしまったら、後からどんなお手入れをしても太くなることはありません。
取り組むべきは、太い髪をつくるケアです。
髪が伸びるスピードは、1ヶ月に約1センチ。
太い髪が生えて、根元の立ち上がりに変化を感じるまでに、少なくとも3ヶ月は必要ですが、適切なケアを続ければ、ボリュームアップは夢ではありません。
年齢を理由に諦めてしまうのはもったいない。
CA101世代は、まだまだ髪の元気を取り戻せる年代です。
血流が増すと、 髪が元気になるのは、なぜ?
髪は毛細血管と直結していて、血液から髪の成長に必要な栄養を受け取っています。
つまり、頭皮の血流が増すほどに、髪にもたくさんの栄養が届き、丈夫な髪がつくられるのです。
漢方では、髪は 「血余(けつよ=血が余ってできたもの)」と言います。
余るほど豊富な血が巡ってこそ、髪が育つことを意味していて、育毛における血行の重要性を語っています。
頭皮の血流アップには、血行促進作用のある育毛剤で外からケアすることも効果的ですが、それはあくまでサポート。
体本来の機能を正すことが先決です。
人の体は 60 兆個もの細胞でできていると言われ、その細胞一つひとつに、血液を通じて栄養がいきわたることで、正常な体内活動が行われます。
髪の成長ももちろん同じ。太く元気な髪を取り戻すには、頭皮の血流を増やし、髪への栄養供給を活発にすることが何より大切です。