体内にはさまざまなリズムが存在しています。
人の体には、一定のリズムを刻む「体内時計」が備わっています。
体内時計は体内の60兆個以上ある細胞のそれぞれに存在し、ホルモンの分泌や自律神経の調節をはじめ、睡眠の周期や肌の新陳代謝の周期など、さまざまな機能を調節しています。
もし、夜更かしや不規則な生活を続けて体内時計が狂うと、睡眠障害やホルモンバランスの乱れなど体が不調をきたすので注意しましょう。
体内時計には光によってリセットされる性質があります。
不眠になったり、海外旅行で時差ボケが生じたりなど体内時計の乱れを感じたときには、朝起きたら日光を浴びる、夜はテレビやスマートフォンなどの強い光を浴びない、起きる時刻を毎日一定にするなどして、体内時計を正しいリズムにリセットすることをおすすめします。
体内時計を上手にコントロールしながら、毎日の美と健康を保ちましょう。体内時計のリズムは以下のように体の部位によってそれぞれ違います。
周期に合わせてケアを続けることが大切です。
肌や髪のケアを続けているとその効果をすぐに求めてしまいがちですが、それは大きな間違いです。
肌の生まれ変わりの周期であるターンオーバーや髪が成長する周期であるヘアサイクルも体内時計によってリズムが調節されているので、それぞれの周期に合わせてケアを続けなければ効果はわかりません。
例えば、肌の生まれ変わりは28日なので、スキンケアは最低でも28日は続けること。
さらに、髪のサイクルは2年以上なので、ヘアケアに必要な時間は少なくとも半年はかかります。
たった数日や1週間ほど使っただけでそのケア剤の効果を見極めるのではなく、部位のリズムに合わせてケアを続けて効果を確かめるようにしましょう。