美肌のカギを握る成長ホルモンは、睡眠の「質」が大切。
私たちの体では眠っている間に成長ホルモンが分泌されています。
成長ホルモンは、日中に受けた紫外線や乾燥による肌のダメージを修復したり、肌の新陳代謝を活発にしたり、体の疲労回復や免疫機能を調整したりなど、美容と健康にとって重要な役割を担っています。
成長ホルモンが最も分泌されるのは、眠りに入って1時間以内のノンレム睡眠(深い眠り)の時なので、最初の睡眠段階で深く良質な睡眠をとることがポイント。
たとえ十分な睡眠時間を取っていても、深い眠りの状態が短いと成長ホルモンの量も減ってしまいます。
睡眠時間をただ増やすだけではなく、寝る前の状態の質を上げて入眠することが成長ホルモンの分泌を促す秘訣となります。
<質の良い睡眠をとる方法>
〈入眠前〉
- カフェインやアルコールなど刺激のある飲料は控える
- テレビやスマートフォンなどの強い光は見ない
- 入浴や音楽、アロマの香り、マッサージなどでリラックスする
- 自分に合った寝具や照明の明るさを選ぶ
〈目覚め〉
- 起きる時間を毎日一定にする
- 朝日を浴びる、部屋を明るくするなど五感刺激で目覚める
- 熱いお茶を飲む、軽い体操をするなど体に刺激を与える
寝る1時間前からの準備が大切。
質の良い眠りを得るには、体温を上げてからゆっくりと体温が下がっていくときに眠りに入ることが大切。
体温低下の幅が大きいほど寝つきがよくなり深い睡眠を得ることができるので、寝る前にゆっくりお風呂に浸かったり、温かい飲み物を飲んで体温を上げてあげるのが効果的です。
寝る1時間前ぐらいまでには入浴を済まし、寝室を暗めの照明にしたり、リラックスできる香りを置くなどして心地よい睡眠へ誘う環境を整えましょう。
スーッと気持ちよく深い眠りについて翌朝すっきり目覚めることが成長ホルモンを促し、美しさを保つカギとなります。
良質な睡眠の効果は目覚めや肌質など、翌朝から感じることができるのでぜひ試してみくて下さい。