血液は美しい髪と肌を育む、天然の最強美容成分

血液は栄養を体のすみずみまで運びます。

女性の血液の量は体重1kgあたり75ccといわれているので、体重が50kgの場合は4ℓ、体重のおよそ12%。

血液には食事で摂った栄養や酸素、水分をはじめ、ホルモン、免疫物質などが含まれていて60兆個ある体の細胞の1つ1つに届ける機能が備わっています。

また、血液は栄養などを細胞に届けるだけではなく、二酸化炭素の排出物を回収したり、体温を保ったりなど、体にとって健康をつかさどる重要な働きを担っているのです。

肌や髪へ栄養を与えるために化粧品でのケアは必要ですが、それはあくまでも外部からのサポートをしているにすぎません。

体本来の機能としては、美しい髪や肌を育むために栄養をたっぷり含んだ質と量の優れた血液を届けることが最も大切なのです。

40歳を過ぎたら血管の状態も大切。

血液と同じぐらい大事なのが血液を運ぶ「血管」です。

体には無数の血管がはりめぐらされ、心臓を通して1日に合計8トンにも及ぶ血液が絶えず全身をめぐっています。

丈夫な血管こそが、血流を促す基本ともいえるのです。

しかし、私たちの血管は加齢によって収縮と拡張を繰り返すうちに弾力を失い、硬くもろくなり、老化していきます。

それはまさに、長年使ったゴムホースが固くゴワゴワになり、ちょっとした傷から裂けて水が漏れるような状態。

40歳を過ぎると脳卒中や心筋梗塞などの病気が増えるのは、血管の老化も原因のひとつといわれています。

血液と血管の質を左右する要因の大きくは、日々の食事と運動です。

コンビニや外食に頼ってばかりの食事ではなく、毎日きちんと栄養バランスのよい食事を摂る、ウォーキングなどの適度な運動を続けて行う、ストレスレスな生活を送る。

これらの生活習慣を心がけることが、質の良い血液と血管をつくる基本です。

美しい髪と肌をいつまでもキープするためにも、この機会に見直しましょう。

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