梅雨時の髪がまとまらない原因とは?
梅雨になり雨の日が続き湿度が高くなると、せっかく髪のセットに時間をかけたのに、すぐにうねってしまう、いつもより髪がボサボサに広がってまとまりにくいなど、多くの女性を悩ませます。
長いと一ヶ月以上も湿気との戦いで、憂鬱な日々を過ごす人がほとんどでしょう。
この時期のうねりは、くせ毛などの髪質のせいと思い込んで、諦めている人もいるかと思いますが、実は他にも原因があります。
うねりの大きな原因は、髪のダメージによるものです。
ダメージを受けた髪の内部には「ダメージホール」という穴が空き、そこに外気の水分が入り込むことで髪が膨脹し、うねってしまいます。
ダメージと聞くとパーマやカラーリングをイメージしがちですが、頭皮の老化が進み最初から弱った状態で生えてきているCA101世代の髪は、紫外線やドライヤーの熱など、ちょっとしたことでダメージホールが出来てしまうのです。
そして、もう一つの原因は頭皮のタルミ。
髪の毛の形は毛穴の形によって決まっていて、毛穴がまっすぐならストレート、毛穴が曲がっていたらうねった髪が生えてきます。
加齢とともに顔の皮膚がたるむように頭皮もたるむため、若い頃はストレートだった髪も加齢と共に、うねった髪が生えてくるようになるのです。
湿度の高い梅雨の時期は、さらにうねりが強くなるというわけです。
そんな髪のうねりやボサボサヘアは、日々の頭皮ケアやヘアケアによって、解決することができます。
〝うねらない〟髪をつくるには?
梅雨どきの髪のうねりを改善するためには、髪のダメージによって空いてしまったダメージホールに水分が入らないようにすることが大切です。
そのためには、日々のケアでダメージの修復と、髪のキューティクルを整えることがポイント。
キューティクルは髪の表面にあり、魚のウロコ状になって重なり合っていて、ウロコ一枚一枚の隙間が閉じたり開いたりして水分の出入りをコントロールしています。
キューティクルが閉じた状態ならば水分が入りにくく、髪のうねりを抑えることができるのです。
キューティクルを整えるには、日々のケアでキューティクルのダメージを修復することが必要。
CA101世代は髪そのものが弱くなっているため、ダメージの修復を毎日欠かさず行うことがうねりにくい髪への近道となります。
もう一つのケアとして、老化による頭皮のたるみを改善し、髪のうねりを根本から防ぐ方法があります。
頭皮は顔の肌と一枚でつながった同じ皮膚。
スキンケア同様に 「洗浄→保水→保湿→栄養補給」 で頭皮環境を整え、エイジングケアをしていくことで、梅雨どきでも、うねりにくい髪へと変わっていきます。
ただし、頭皮環境が整い、頭皮のたるみが改善するには、少なくとも半年間ケアを持続しなければ効果は出ません。
頭皮の健康は一日してならず。じっくりと気長にケアしていきましょう。
髪のダメージ修復×頭皮のたるみケア、この二つのアプローチで健やかな頭皮環境と髪を育み、梅雨の時期を乗りきりましょう。