CA101世代に増えるミドル脂臭の正体
暑さのピークを迎え、発汗量が増えてくると気になるのがニオイです。
特に近年は清潔志向が高まり、体臭を気にする風潮に。
防臭・消臭を謳った洗剤や衣類の登場は、その現れではないでしょうか。
ところが厄介なことに、体臭の原因は汗以外にも複数あり、また自分のニオイは自覚しにくいもの。
知らず知らずのうちに、臭っているかもしれません。
まずはニオイの原因 を知り、それぞれに合った対策を行って〝臭わないカラダ〞に変えていくことが大切です。
体臭の中でも60代以上の男性に多く発生する加齢臭に対して、CA101世代が注意したいニオイは「ミドル脂臭」です。
主に頭やうなじ周辺が臭い、30 代半ばから50代半ばの働き盛りに最も強まります。
ミドル脂臭を引き起こす犯人は、汗に含まれる乳酸と肌表面にいる微生物の常在菌や皮脂。
しかもニオイの元は体内に蓄積されてしまうので、ミドル脂臭対策は内外のケアがとても大事なのです。
暑さで単に汗の量が増えた場合は、こまめに拭き取るだけでもニオイを抑えることが可能ですが、加齢に伴い発するミドル脂臭は拭き取るだけでは不十分。
ニオイは男性だけでなく、CA101世代も見過ごせない問題です。
私は大丈夫と油断 せず、今日からミドル脂臭対策を始めてください。
生活習慣を見直し、ニオイの元を 一掃させましょう
ミドル脂臭の原因物質である「乳酸」は体内でつくられ、増える要因は二つあります。
一つ目はストレスと疲労。
とりわけ仕事と家庭の両面でストレスを抱えがちなCA101世代は、緊張やプレッシャーから汗をかきやすくなります。
中でも冷や汗のように短時間にドッと出る汗には乳酸が多く含まれ、不快なニオイの発生源に。
ストレスの緩和は、ミドル脂臭を防ぐ重要なカギといえます。
二つ目は汗をかく機能の衰え。
体温調整のための汗をかいていない人や、汗が出にくくなっている人は、ミドル脂臭が発生する確率が高まります。
冷房漬けの生活や運動不足で汗をかく習慣がない、あるいはもともと汗をかきにくいといった人は、汗をかく力が弱まりがちです。
すると乳酸も出やすくなり、結果的にミドル脂臭の発生につながります。
日々ストレスを感じている人や汗をかく機会が少ない人は、ミドル脂臭の予備軍。
注意が必要です。