血液の「めぐり」は美髪を育む基本です。
年齢を重ねるにつれて増える薄毛や抜け毛、白髪などの髪の悩み。
CA101世代にとっては、見た目年齢を左右する切実な問題ではないでしょうか。
健康な髪が生える基本は、血液のめぐりのよさにあります。
栄養を血流にのせて頭皮に運ぶことが美髪をつくる必須条件なので、薄毛や抜け毛が気になる、ヘアケアをしているのに効果があらわれない、そんなときには血液のめぐりの改善を。
血行がよくなると、しだいにツヤとリュームのある健やかな髪が甦ってきます。
気温が上昇するこれからの時期は、血行が改善されやすいチャンスのとき。
今こそめぐりをスムーズにして、輝きに満ちた春を迎えましょう。
血行を促進すれば、髪の悩みは解消される!
40歳を超えてから抜け毛の量が増えた、髪が立ち上がりにくくなりヘアスタイルが決まらないなど、加齢とともに髪のトラブルが増えたと感じる人も多いのではないでしょうか。
その髪の衰え、血行の悪さが要因かもしれません。
血行を改善すれば健康な髪を取り戻せる可能性があるので、今すぐ血液の「めぐり」に着目してみてください。
ヘアトラブルの原因のひとつが、髪の栄養不足です。
人の体は食事から摂った栄養を血液にのせて60兆個ある体の細胞に届けています。
髪の栄養も血流を通して頭皮まで運ばれるため、血流が悪いと栄養不足の状態に。
栄養がゆき届かないと、髪が細い/まま生えてきたり、髪のボリュームがなくなるなど、抜け毛や薄毛を引き起こします。
漢方では髪は「血余(けつよ)」と呼ばれ、血が余ってできるものという意味を持ちます。
つまり、全身をめぐる血液が豊かであれば髪も美しくなれるということ。
特に頭皮は筋肉がないため血流が悪くなりやすい部位。
ストレスの多い生活や栄養バランスの偏り、体の冷えなど、生活習慣の乱れによって血流が滞ると、すぐにヘアトラブルが発生しやすいので、まずは血行不良の原因を見極めて、めぐりをよくすることが大切です。
また、めぐりの改善とともに行うと効果的なのが頭皮ケアです。
頭皮も肌とつながった同じ一枚の皮膚なので、スキンケアと同様に保湿と栄養を補給して外側からもサポートを。
気温が高くなり血行が改善されやすい春こそ、毎日の生活習慣や頭皮ケアを見直して血行を促し、ツヤとボリュームのある髪を取り戻しましょう。
頭皮の血流が悪くなる5つの原因
血流の悪さは、生活習慣や老化などさまざまな理由で起こります。
原因を見直して、血のめぐりを活発にするよう心がけましょう。
【原因その1】 ストレス
ストレスを受けると血管が収縮して狭くなり、血液の流れが悪くなります。
【原因その2】 老化
加齢とともに血管の太さが細くなったり、毛細血管が減少することで血流が悪くなります。
【原因その3】 冷え
体が冷えることで血管が収縮して、血のめぐりが滞ります。
【原因その4】 肩こり
心臓から送り出された血液は肩や首を通って頭皮に届くので、肩周辺の血液が滞ると頭皮の血行不良につながります。
【原因その5】 運動不足
血液は筋肉の収縮によって循環しています。筋肉を動かさないと血流を押し出す力が弱まります。