ビタミンDの生成に紫外線は欠かせません。
肌や髪にとって老化の大敵ともいえる紫外線。
いかに浴びないかが美容の常識ではありますが、一方で紫外線を浴びないとビタミンDが生成されないということが昨今では問題になっています。
最近の研究調査では、日焼け止めを週3日以上使うとビタミンDの血中濃度が低下するという結果が発表されました。
ビタミンDは、「サンシャインホルモン」とも呼ばれ、日光を浴びることで合成されるホルモン。
骨や歯を丈夫にしたり、糖尿病を防いだり、免疫力を高めたりなど、私たちの健康にとっては欠かせない栄養素です。
同じ量の日光を浴びても加齢によってビタミンDの合成量が低下してしまうので、CA101世代は外部から摂取することが大切です。
UVケアしながらビタミンDを摂取するには?
いくらビタミンD不足といっても、紫外線はできるだけ浴びたくないもの。
紫外線を浴びずにビタミンDを生成するためには、食事で補給することが必要です。
ただし、ビタミンDを含む食品は限られているため、ふだんの食事から意識して摂ることを心がけましょう。
厚生労働省によると、成人のビタミンD摂取量の目安は5.5μg(上限は50μg)とされています。
ビタミンDを多く含む食品は、サケやイワシ、サンマ、イクラ、しらす干しなどの魚介類、キクラゲや干し椎茸などのキノコ類など。
ビタミンDは脂溶性なので油で炒めても損失が少なく、吸収もよくなります。
また、ゴマやピーナッツなどの種子類や乳製品と一緒に摂ることでさらに効果がアップするので、ぜひお試しください。
ただし、ビタミンDの過剰摂取は逆にカラダに悪いので、サプリメントなどで摂る場合は摂りすぎないよう気をつけましょう。
【ビタミンDを多く含む食材(単位:μg/100g)】
■あんこうの胆 110
■しらす干し(半乾燥) 61
■イクラ 44
■紅鮭 33
■いわし(丸干し) 50
■さんま 19
■きくらげ(乾燥) 440
■干し椎茸 17